幼い頃、友達が飼っていた猫のミーちゃんの思い出

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猫の影

犬や猫ってとても可愛いですよね。見てるだけで癒やされます。

私はペット禁止の所に住んでいるため、動物を飼った事がありません。

でも友達が飼っていた猫で今も印象に残っている子がいます。

それは小学生の頃に友達が飼っていたキジトラ猫のミーちゃんです。

とても可愛い猫ちゃんだったのですが、心残りな事があって、その子の事を思い出すとちょっと悲しい気持ちになってしまいます。

友達が面倒を見ていたミーちゃん

飼っていると言っても室内で飼っているのではなく、その友達の家のすぐ目の前にある空き地に住んでいる猫でした。

餌をやったり、洗ってやったり、排泄物の始末をしたり、家の中に入れて遊んだり等の世話はしてたけど、あくまでも棲み処は空き地だし半分飼い猫で半分野良猫といった感じ。

飼っているというよりも、野良猫の世話をしている、と言ったほうが正しいかもしれない。

子猫だったミーちゃんを拾った時、親が家で飼うのを許してくれなかったから外で世話してる、とかいう理由だったはず。

人懐っこいミーちゃん

ミーちゃんはとても人懐っこい猫だった。

飼い主じゃなくて餌もあげた事がない私にもよく懐いていて、呼ぶと必ず来てくれるし、帰るまでずっとベッタリくっついてくる甘えん坊の猫でした。

いつも私が帰ろうとするとニャーニャー鳴きながらしばらく後をついてくるので、帰るのが名残惜しかった。

あまりにも可愛いので、その友達と遊ぶ時だけでなく暇な時にミーちゃんに会いに空き地に行って遊んでいたりしていました。

ペット禁止で飼いたくても飼えなかった私はミーちゃんをとても可愛がっていて、いつも会うのが楽しみでした。

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ミーちゃんが居なくなる

しかしある日突然ミーちゃんが居なくなりました。いつもいるはずの空き地に帰ってこなくなったのです。

友達は、「外で放し飼いしてるからいつか居なくなってもおかしくないと思ってた」と言っていたけど悲しそうだった。

寿命を迎えるにはまだ若い猫だったけど、もしかしたらもう生きていないんじゃ…というネガティブな話もしていた。

ミーちゃんと再会

しかししばらく経ってから、空き地のすぐ近所でミーちゃんらしき野良猫を見かけました。

でもよくあるような見た目だし、その猫が本当にミーちゃんだという確証はなかった。

その猫は私が近付くと威嚇してきたけど、以前呼んでいた時のように呼び続けていると威嚇をやめて私にすり寄ってきた。

以前と同じように甘えてくる。

「やっぱりミーちゃんだ!私のこと覚えててくれたんだ!生きててくれてよかった…」とホッとした。

しかし母と買い物中だったのであまり長い間一緒にいられませんでした。

このまま放っておいて帰るのは心配だったけど、連れて行くのは母に反対されてしまい、泣く泣くその場から立ち去る事にしました。

それに飼われていた空き地から本当に近かった(20m~30mくらいの距離)ので、このまま空き地に戻ってくると思ったのです。

帰る時ミーちゃんはやはりニャーニャー鳴きながら私を追いかけてきました。

ミーちゃんの世話をしていた友達にそのことを伝えると、友達もたまにミーちゃんを見かける事があると言いました。

でも空き地には戻ってきてないと…。

その友人いわく、
「近所に居るのに空き地に戻らないということは多分ミーちゃんは一ヶ所で飼われるより自由なほうがよくて居なくなったんだろうし、空き地に連れて帰ってもまた勝手にどこかに行っちゃうかもしれない」
と思ってそのまま自由にさせてあげる事にしたんだとか…。

「ちゃんと面倒みろ」とか「野良猫を増やすと迷惑」とか「他に飼い主を探したほうがいい」など言われそうだけど、当時子供だった友人はそうするしかないと考えたようです。

ミーちゃんとの別れ

それから更に少しして、また母と買い物中にミーちゃんと遭遇。

今度は空き地の目の前でした。

母と私は自転車に乗って買い物に出かける途中だったのだけど、通りかかった私を見てミーちゃんのほうからニャーニャー鳴きながら近寄ってきたのです。

「ミーちゃんだ!」と思ったけど、母が自転車でどんどん先に行ってしまうので立ち止まることが出来ず、私はそのまま通り過ぎてしまった。

ミーちゃんは私を呼び止めるように鳴きながら追いかけてきて、「ミーちゃんごめんね」と泣きそうになった。

そしてそれ以来、二度とミーちゃんを見かける事はありませんでした。

空き地に戻らなくても近くには居るという安心感があったので、会えなくなってショックでした。

あのとき立ち止まればよかった…と未だに後悔しています。

立ち止まったからと言って何か出来たわけでもないけど、私を見つけて追いかけてきたミーちゃんを思うと胸が痛くなって、最後の別れがこんなだなんて悲しい気持ちになります。

その後ミーちゃんがどうなったのかはわかりません。前向きに考えると、人懐っこい猫なので誰かが拾って面倒を見てくれたのかもしれません。

これは私が小学3年生くらいの頃の話です。

野良猫を見ると今でもミーちゃんの事を思い出してしまいます。

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